岩倉ともみん、むっちゃん、じゅっちゃん

2016/06/01

これは、記憶法の話ではないかもしれませんが...
明治の最初のころ、岩倉具視を中心とした岩倉使節団が欧米を訪問しました。岩倉使節団の目的の一つが幕末に幕府が結んだ不平等条約の改正にありました。
さて、この話を私が始めた時、「岩倉具視の...」と言ったとたん、ある生徒が「先生、今、岩倉ともみんって言ったよね!」「岩倉ともみん!面白い!」「岩倉ともみん!かわいい!」と教室じゅうが大騒ぎ!私は不本意ながら「では、岩倉ともみんの使節団が改正しようとしたのは、領事裁判権の撤廃と関税自主権の回復だったのだけれども、」と続け、「領事裁判権の撤廃は陸奥宗光が外務大臣だったとき、また、関税自主権の回復は小村寿太郎が外務大臣だったときに実現されたんだよ。」「じゃあ、領事裁判権の撤廃は『むっちゃん』がやったんだね!」「関税自主権の回復は『じゅっちゃん』だね!」「むっちゃん、じゅっちゃん。面白い!」と、ここでも大騒ぎ!
ところが、今年2016年2月の千葉県公立高校の前期入試で、領事裁判権を撤廃した時の外務大臣の名前を書かせる問題がでたのです!そして、「あすプロ」の塾生は全員書けた、と言っていました。ただし、全員「むつむねみつ」とひらがなで書いたとのことです(^_^;)。