どのくらいの頻度で繰り返すと記憶に残るのか

2006/04/17

先日、三角形や円の面積が5年で習ったまま、中学まで習わないという話をあるお母さんにしたところ、それでは、どのくらいの頻度で確認するとおぼえるのでしょうか、と問われて、はっとしました。
一時期話題になった「つがわ式記憶法」の「漢字記憶ドリル」には、「記憶のためには4回の繰り返しが重要である」とあります。「基本は覚えてすぐに1回繰り返すこと、そして、8時間から1日以内に2回目、2日から4日以内に3回目、4から10日以内に4回目を繰り返すのが目安(p43)」とあります。
ただ、私の経験からいくと、家に帰って復習をする、つまり「8時間から1日以内に繰り返す」ことと、試験前に確認をする、ことを行うことによって、試験ではかなりの高得点が望めます。
しかし、試験で高得点がとれても、頭に残るかどうかはまた別で、そのあと、さらに覚えたことを使って発展的な勉強をしないと、覚えたことを忘れてしまう。それは、やはり、ある程度たった後に行うことが必要と思われます。私の感じでは、3ヶ月くらいで発展勉強をするといいように思いますが、実際には、夏休み、冬休み、春休みでそれまで習ったことのおさらいとその発展勉強をするのが効率的、ということでしょう。