歴史の古い順に並べる問題に強くなる方法

2017/11/14

 両手のてのひらをこちらに向けます(上図)。左の親指から、「飛鳥」「奈良」「平安」「鎌倉」「南北朝」と結び付けていきます。その次は右手の小指から「室町」「戦国」「安土桃山」「江戸」「明治」と結び付けます。こうして「時代」を指に結び付けておけば、「あれっ?鎌倉時代と室町時代はどちらが古かったっけ?」などと、悩むことはなくなります。ちなみに、覚えの悪い子には「(左手の)中指は高い→鼻が高い貴族の時代→平安時代」とか、「(左手の)薬指→薬→血→争い→武士の時代=鎌倉時代」といったように連想づけで結び付けます。

 「時代」の順序を覚えたら、次は年表のなかでこの時代を確認します。年表を作るには、まずB4またはA3の用紙を用意します。これを縦に4つ折り、横に5つ折りします。広げると20のマスができています。1マスを100年と考え、左上に0を書き、マスの区切りごとに100、200と打っていけば、右下が2000になります。これに、先ほどの時代を記入していきます(上図)。こうすることによって、時代の流れが一覧できます。同時に、例えば、平安時代はとても長い時代だった、とか、安土桃山時代はとても短い時代だった、といったことが体験できます。そして江戸時代までの主なできごとをこの年表に書いていきます。

 もう一つ、「時代」ごとに、外交、農業といった切り口で歴史のことがらをまとめた表を作ります(上図)。これは、表を覚えるより、歴史の教科書を読んでこの表にまとめる作業をさせるといいようです。
「時代」を覚え、主なできごとを20マスの年表に整理し、また、歴史のことがらを切り口ごとに「時代」別にまとめる作業をしたあと、模試や過去問を解かて年表や切り口の表を確認するようにすると古い順に並べる問題がだんだんできるようになってきます。