正の数・負の数の加法

2013/08/24

正の数・負の数の加法について、教科書には次のように書かれています。
同符号の2数の和
符号:2数と同じ符号
絶対値:2数の絶対値の和
異符号の2数の和
符号:絶対値の大きい方の符号
絶対値:2数の絶対値の差

しかし、これではわかりにくい。そこで、塾では
+と+の場合
符号は+、数字は合計
-と-の場合
符号は-。数字は合計
+と-、-と+
符号は数字の大きい方の符号、数字は引き算をする

と指導していたのですが、これでも、間違う生徒がいます。

そんな時、ある先生から次のような指導方法を聞きました。

正負の数の足し算・引き算を計算する時は、負の数は借金、正の数は貯金と考えればよい。例を示すと
-6-10=-14
借金が6(万)円と借金が10(万)円で、(あわせて)借金14(万)円となる。
-6+10=4
借金が6(万)円あるが、10(万)円の貯金があります。貯金をとりくずすと、どうなりますか?貯金が4(万)円残りますね。
+6-10=-4
貯金は6(万)円あるのだが、借金が10(万)円あります。借金に貯金をあてるとどうなりますか?借金が4(万)円残りますね。

今まで、正負の加法でつまずいていたA君、この説明をすると、「あっ、よくわかった!」

もしお子様が「正の数・負の数の加法」でつまずいているならば、上記説明をしてみるといいかもしれません。