子午線、経線、緯線

2006/05/20

中学1年生は今回の地理で、子午線、経線、緯線という線を学びますが、
「いろんな線があってわからない!」と嘆いています。

だいたい、なぜ南北に引いた線を子午線や経線といい、横の線を緯線というのか。

まあ、東経何度、西経何度を示すのが経線、北緯何度、南緯何度を示すのが緯線
だから、経線は縦線、緯線は横線、でもいいのですが、
漢字の成り立ちで考えて見ましょう。

まず、子午線というのは
昔は、12支を方角に結び付けていたのです。子=北から、右回りに丑、寅、卯、辰、巳、午、
未、申、酉、戌、亥。卯が東、午が南、そして、酉が西です。したがって子午線というのは子=北
から午=南に引いた線のことなのです。

そして経線と緯線ですが、経という文字は「縦糸」のことなのです。旧字体の右側の「巠」というのは
はたおり機の形からきたもので、縦の3本線が「縦糸」を示すのです。(「新字源」)
それに対し、緯線は「横糸」を示すのです。

緯線はあまりうまくないかなあ...