都道府県の覚え方

2007/10/04

今回の内容は千葉学習塾協同組合の「JACの広場」に投稿したものです。

都道府県の数はいくつありますか?43?45?46?47?48?
40台ということは、ほとんどの人は知っていると思います。ただ、ぱっと数字が出た人も、このように数字を並べられると不安になる人が多いのではないでしょうか。答えは47なのですが、不安になるのは、47という数字に「裏づけ」がないからです。
では、「裏づけ」をとるために、都道府県を北海道から数えていくと...そんなことをしても、途中でぬけたりして、47終わる頃には、46や45になってしまいます。第一そんなことやってられないですね。
では、カンタンにこの「裏づけ」を作るには?

まず、都道府県の数を数えるのに、よく1道1都2府43県、とおぼえますが、これを、43県2府1都1道と逆にすると、数字が43,2,1,1、と4から1ずづ減る数字なので、おぼえやすいですね。

こんな方法もあります。ちょっと長くなりますが...まず、各地方の都道府県の数を確認すると、北海道地方は1.東北地方は6、関東地方は7、中部地方は9、近畿地方は7、中国地方は5、四国地方は4、九州地方は8ですね。
このままだと、何のルールもなさそうですが、北海道と東北を合わせると7、関東は7、中部は9、近畿は7、中国四国は合わせると9、九州は沖縄を除くと7(沖縄の人たち、ごめんなさい)、とすると、7,7,9,7,9,7、と7と9でそろいます。そして...
ここに7はいくつありますか?そう4つですね。4つの7→47と覚えておくと、「裏づけ」ができます。また、7だっけ?6だっけ?と不安になったときには、北海道1+東北地方6で7、これが4つあったから47、(または、関東が7だったからでもOK)と思い出せば、まず間違いないでしょう。


さて、私は、各地方の都道府県名を次のように覚えるように指導しています。

東北:ああいやみ福島(あおもり、あきた、いわて、やまがた、みやぎ、
福島)

関東:北関東3県=ぐっといい(ぐんま、とちぎ、いばらぎ)
または、いとぐるま(いばらぎ、とちぎ、ぐんま)
南関東4県=さとうのかち(さいたま、とうきょう、かながわ、
ちば)
* 中3生に「佐藤」君がいるので、このときはみんな大笑い!さらにライバルの「菅野」君を使って「菅野のまけ!」とつけると、さらに笑いが...おかげて中3生は関東地方は確実に覚えました。(こんなことをしなくても覚えている生徒も多いかも知れませんが...)

中部:日本海側4県=福井と新潟(ふくい、いしかわ、とやま、にいがた)
中央3県=やなぎ(やまなし、ながの、ぎふ)
太平洋側2県=愛しあってる2県(あいち、しずおか)

近畿:へい、教師大波、わかったか?<大波先生、わかりましたか?>(へい=兵→兵庫、きょうと、しが、おおさか、なら、みえ、わかやま)

中国四国:中国5県=としやねえ、広岡さん(とっとり、しまね、やまぐち、広島、岡山)
四国4県=コート買え(こうち、とくしま、かがわ、えひめ)

九州;NASAの服着た大きな熊の神様が沖にいる(ながさき、さが
ふくおか、大分、熊本、かごしま、みやざき、沖縄)と覚えてから、
北九州3県=長崎、佐賀、福岡
中九州2県=大分、熊本
南九州2県=鹿児島、宮崎
最後に沖縄を忘れないように!

ところで、なぜ7県なのに、九州なのでしょうか?これは、江戸時代に九州島には9つの藩=国=州があったからだ、と私は教えているのですが、本当のところはどうなのでしょう?どなたかご存知の方いらっしゃいましたら、ご連絡ください。

では、また。