インド式計算法第18回:累乗の計算

2008/04/24

今日は「暗算の達人」(ソフトバンク・クリエイティブ発行)という本を読みました。
これは、インド式計算法のみならず、ものすごい計算法がのっています。
はっきり言って、真ん中あたりからは、本当に「達人」にしかできないテクニックだろうと思いました。

その中で、累乗計算の説明は非常にわかりやすかったので、紹介します。

1)1の位が5のもの
→これは私の「ルール1」を使います。

例:35x35
3x4=12
5x5= 25

答えは1225です。なお、1の位が5の数字の累乗は下2桁が常に25です。

2)1の位が5以外のもの
→AxA=(A+d)(A-d)+dxdを使い、A+dまたはA-dを20,30...にする

例1:38x38=(38+2)x(38-2)+2x2
=40x36+4
=1444
例2:73x73=(73-3)x(73+3)+3x3
=70x76+9
=5329

さて、累乗計算が簡単にできる(できれば暗記する)ようになれば、
いろいろな2桁x2桁の計算が速くできるようになります。

たとえば、
78x84=(81-3)x(81+3)
=81x81-9
なので、81x81=80x82+1=6561
が、さっと計算できれば、
(78x84=)6561-9=6552
と、すぐに計算できるようになります。

ただ、これが活用できるようになるのは、累乗計算が覚えられるくらいに
なってからかもしれません。