インド式計算法第29回:約数分解方式の使い方

2008/04/30

第25回で約数分解方式を書きましたが、なぜこの方式がいいのか今ひとつわかりませんでした。

たとえば、「計算力を強くする」(ブルーバックス}に次のような式の説明があります。
35x24=7x5x2x12なので、7x12x10となり、840がかんたんに計算できる

しかし、これって、第22回の1の位が5の数をかけるやり方と同じですね。

あらためて第25回の例を見てみましょう。
46x42=46x7x6=322x6=1932
または =46x6x7=276x7=1932

となっています。46ではなく、42のほうを約数分解しています。
この理由は
「(九九にある)1桁x1桁に約数分解できる数字をかける場合は、
1桁x1桁に約数分解することにより、2桁x1桁、3桁x1桁の計算で
できるようになり、カンタンに計算できる」
ということではないでしょうか。