地租改正を地祖改正なんて書いていませんか?

2009/01/20

地祖改正と書いた人は「租」の字の意味がわかっていないからです。

租は「のぎへん」ですが、「のぎへん=禾」は稲とか穀物をあらわす「へん」なのです。稲にも、穀物にも「禾」がついていますね。租というのは、稲=米で収める税金=年貢のことなのです。ちなみに、奈良時代の税金は「租・調・庸(+雑徭等)」ですが、この「租」と地租改正の租は同じですね。

ちなみに、祖は「先祖」の祖ですね。「ネ=しめすへん」は神様に関する漢字についています。

私の記憶法では「意味づけ、ルールづけ、連想づけ」で覚えると覚えやすい、といっていますが、これは「意味づけ」の例です。

最近の子供は漢字の間違いが多いです。それも、同じ音の漢字をあててしまう間違いが多いようです。それは、漢字や漢字のつくりの「意味」を教えていないからではないでしょうか。これから、こういった漢字の「意味」を紹介していこうと思います。